FF2ピクセルリマスター版の盾の仕様は、過去に発売されてきたFF2の仕様とは異なります。

過去に発売されてきたFF2の盾は武器に近い仕様で、装備すると攻撃力と回避率が上昇しました。ピクセルリマスター版では攻撃力が上昇しない代わりに物理防御力が上昇する仕様に変わっています。

とはいえ盾の物理防御力の上昇量は微々たるものなので、回避率の上昇に意味があると言えるでしょう。FF2では「回避率」はが最重要ステータスとなっており、「回避率」は「素早さ」の数値が高くなるほど成長率が上昇する仕様となっています。（詳しくはこちらの記事を参照。）序盤のうちは盾を装備して回避率を強化しておくと戦闘が楽になりますが、終盤は盾は装備せずに武器を二刀流して火力を強化するのがオススメです。

盾にも熟練度があり、盾を装備した状態で「たたかう」を使うことで熟練度が成長していきます。盾の熟練度が上がると回避率が上昇します。「回避率」が高いと「素早さ」が上昇しやすくなり、「素早さ」の数値が高いと「回避率」が高くなるという相互関係にあります。つまり、盾の熟練度を高めて「回避率」を上昇させることで「素早さ」が成長しやすくなり、「素早さ」を成長させれば盾を装備しなくても「回避率」が高い状態を保つことができるようになります。 つまり、盾の熟練度を上げることで「素早さ」を効率よく成長させることができるようになり、結果的に「回避率」が上昇します。

ゲーム中では確認することができませんが、FF2では武器・防具に「魔法干渉」というステータスが設定されています。
→2023年のアップデートによってゲーム中で「魔法干渉」の数値を確認することが可能になりました。メニューの「そうび」の項目から確認できます。

魔法干渉の数値は低いほど良く、高いほど魔法の効果が弱体化する仕組みとなっています。

過去に発売されてきたFF2リメイク作品では武器と盾の魔法干渉値は廃止されていましたが、ピクセルリマスター版では復活しました。

盾はどれも魔法干渉の数値が高めに設定されているため、魔法を使わせたいキャラには不向きな装備です。「素早さ」を育成したいときにだけ装備させて、普段は外しておいたほうが良いでしょう。