熟練度システムの解説・まとめ
FF2の熟練度システムについて解説
「武器」「盾」「魔法」にはそれぞれ熟練度があり、最大で「16」まで成長し、熟練度が高いほどダメージが増えたり、回避が上がったり、魔法の効果が強化されたりします。
武器であれば「剣」や「弓」といった種類ごとに熟練度が設定されていて、普通にプレイしていたらラストダンジョンに到達する頃に1種類の武器が熟練度「14~16」になるくらいのバランスになっています。全種類の武器の熟練度を上げようとせず、キャラごとに1種類に絞ったほうが効率が良いです。
熟練度システムは「HP」や「力」のような能力値の上昇とはまた別のシステムです。「能力値の成長システムはこちらの記事で解説」していますので参考にしてみてください。
また、「武器」「盾」「魔法」の熟練度はFF2最強魔法である「アルテマ」の威力にも関わってきます。この記事ではそれぞれの熟練度の仕組みについての解説をまとめていますので参考にしてみてください。
「武器」の熟練度
【武器の熟練度について】
武器の熟練度は命中率の表記「△△ × ○○%」のうち、△△の部分に直接反映されます。熟練度12であれば△△の部分は「12」になります。
この△△の数値は「hit回数」を示しており、例えば△△が「12」で◯◯%が「90%」であれば、12回の攻撃をそれぞれ90%の確率でhit判定して最終的なhit数が決まります。
そのため、武器の熟練度はhit数に直接影響し、「たたかう」を行った際のダメージ量に影響を与えます。
【素手の熟練度について】
武器を装備していない状態である「素手」にも熟練度が存在し、他の武器とは扱いが少し異なります。
熟練度がそのままhit回数に反映されることは同じですが、素手の場合は「攻撃力」も上昇していきます。
両手が「素手」の状態だと、熟練度が1上がるごとに攻撃力は「8」上昇していき、熟練度16では攻撃力「120」になります。片手のみ素手だと半減です。
【効率の良い「武器」の熟練度上げ方法】※中盤まで
パーティ全員になるべく弱い武器を装備させることで攻撃回数を増やし、熟練度上げを効率よく行えます。そのために最弱武器をアルテアやパルムの町などで購入しておくようにしましょう。クリティカルが出るとプリンにもダメージが通ってしまうので、確実性を重視する場合は敵に対して「ケアル」を連発します。
やり方 |
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各種類ごとの最弱武器を両手に装備する。 ミシディア周辺に出現する「ブラックプリン」や「レッドマシュマロ」に対して「たたかう」を使ってオートバトル放置。 安全を取る場合はゲストキャラなど熟練度上げの優先度が低いキャラは味方に対して「ケアル」を連発するようにして回復役にする。 さらに確実性を上げるには、敵に対して毎ターン「ケアル」を使うキャラを用意する。※ただしそのキャラは武器の熟練度が上がらないので効率は落ちます。 |
【効率の良い「武器」の熟練度上げ方法】※終盤
時期としては「ジェイド」「パンデモニウム」に行けるようになったらこちらのほうが効率良いです。というのもプリン系モンスターはHPが低いためクリティカルが出ると倒してしまう可能性が高くオートバトルが継続しないためです。
やり方 |
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「ストップ」を使えるキャラを用意し、熟練度は12以上まで上げておく。(もちろん16が理想です) 熟練度を上げたいキャラに最弱武器を装備させる。 敵全体に「ストップ」を使うように設定し、他のキャラは最弱武器で「たたかう」を連発するようにしてオートバトル放置。 モンスターは「ジェイド」や「パンデモニウム」に出現するモンスターであればなんでもいいですが、「パンデモニウム」10Fの「キングベヒーモス」相手だと安定します。 もしくは、「パンデモニウム」の5F~7Fで「テツキョジン」を探すついでに熟練度上げをするのも良いかもしれません。 |
「盾」の熟練度
盾にも熟練度が存在し、最大「16」まで上昇する点は武器と同じです。
盾の場合は熟練度が上がると「回避率」が上昇します。影響するのは「△△ × ○○%」と表記されている右側の「○○%」の部分です。左側の「△△」である回避レベルには影響しません。
「△△ × ○○%」の「△△」である回避レベルを上げたい場合は「盾」を装備して敵の攻撃を受けましょう。
盾の熟練度が上がって回避率が上がると素早さが成長しやすくなり、素早さが高くなるとさらに回避率が高くなるという相互関係にあるため、盾の熟練度を上げることで盾を装備していない素の状態の回避率も上昇しやすくなります。
素早さと回避率の関係についての詳細はこちらの記事を参考にしてみてください。
盾の熟練度は、盾を装備したじょうたいで「たたかう」を選択することで成長していきます。そのため武器の熟練度も一緒に上げることが可能です。
【効率の良い「盾」の熟練度上げ方法】※中盤まで
盾も両手に装備することが可能です。熟練度の上げ方は通常の武器と変わりません。
やり方 |
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両手に「盾」を装備する。 ミシディア周辺に出現する「ブラックプリン」や「レッドマシュマロ」に対して「たたかう」を使ってオートバトル放置。 安全を取る場合はゲストキャラなど熟練度上げの優先度が低いキャラは「ケアル」などに設定しておく。 |
やり方 |
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「ストップ」を使えるキャラを用意し、熟練度は12以上まで上げておく。(もちろん16が理想です) 熟練度を上げたいキャラの両手に「盾」を装備させる。 敵全体に「ストップ」を使うように設定し、他のキャラは最弱武器で「たたかう」を連発するようにしてオートバトル放置。 モンスターは「ジェイド」や「パンデモニウム」に出現するモンスターであればなんでもいいですが、「パンデモニウム」10Fの「キングベヒーモス」相手だと安定します。 |
「素手」の熟練度
「素手」は熟練度が上がるほど攻撃力も強化されていくという特別な仕様になっています。
熟練度を上げるうえでは「素手」が最も難しいです。なぜなら「素手」は熟練度が上がるごとに攻撃力が増していき、最弱武器を装備させて敵を倒さないようにオートバトルで「たたかう」を連発するという方法がとりにくいからです。
とは言っても、対象モンスターを厳選するだけでやることは基本的に変わりません。HPと防御力が高いモンスターがねらい目なので、「パンデモニウム」の10Fに出現する「アイスギガース」「サンダーギガース」「ブルードラゴン」「キングベヒーモス」あたりがおすすめです。
「素手」の熟練度と攻撃力の関係は下記の表のようになってます。※両手が素手の場合
熟練度 | 攻撃力 | 魔法干渉 |
---|---|---|
熟練度 1 | 0 | 0 |
熟練度 2 | 8 | 0 |
熟練度 3 | 16 | 0 |
熟練度 4 | 24 | 0 |
熟練度 5 | 32 | 0 |
熟練度 6 | 40 | 0 |
熟練度 7 | 48 | 0 |
熟練度 8 | 56 | 0 |
熟練度 9 | 64 | 0 |
熟練度 10 | 72 | 0 |
熟練度 11 | 80 | 0 |
熟練度 12 | 88 | 0 |
熟練度 13 | 96 | 0 |
熟練度 14 | 104 | 0 |
熟練度 15 | 112 | 0 |
熟練度 16 | 120 | 0 |
【効率の良い「素手」の熟練度上げ方法】
「素手」の熟練度が低いうちはプリン相手でも問題ありません。下記の方法なら「力99」で素手の熟練度が15でもうまくいきます。両手ではなく片手のみ「素手」にしておくことがポイントです。
やり方 |
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「パンデモニウム」の10Fで「アイスギガース」「サンダーギガース」「ブルードラゴン」「キングベヒーモス」が出現するのを待つ。 「ストップ」を使えるキャラを用意し、熟練度は12以上まで上げておく。(もちろん16が理想です) 熟練度を上げたいキャラの片手に「盾」を装備させ、利き手ではないほうを「素手」にしておく。 敵全体に「ストップ」を使うように設定し、熟練度を上げたいキャラで「たたかう」を連発するようにしてオートバトル放置。 |
魔法の熟練度
個々の魔法にも1~16の熟練度が存在し、その魔法を使えば使うほど熟練度は上がっていきます。
熟練度が上がることでの変化は魔法によってことなりますが、基本的にダメージ量や回復量が増えたり、状態異常付与の成功率が上昇するようになっています。「エスナ」や「バスナ」のように治療できる状態異常の種類が増えていく魔法もあります。
オススメはなんといっても味方の攻撃力を強化する「バーサク」と、敵のMPを吸収する「アスピル」です。とりあえずこの2つの熟練度を上げておけば困らないでしょう。
効率の良い「魔法」の熟練度上げ方法
ピクセルリマスター版であれば、下記の方法でオートバトルを活用して熟練度を上げることが可能です。なお一度の戦闘でなるべく多くの回数を稼ぐためにMPは予め育てて起きましょう。アンデッド系のモンスターに「アスピル」でMPを吸収させるか、白魔法「スタン」を味方に使えば簡単にMP999まで成長します
やり方 |
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ダメージを与えたり即死効果の無い魔法であれば、パーティ全員の行動をそれらに設定してオートバトル放置。 ダメージを与える魔法であれば、魔法干渉値をできるだけ高い武器・防具を装備して魔法の威力を下げ、味方全員に熟練度を上げたい魔法を使う。他のキャラでパーティ全員を「ケアル」などで回復にして、ダメージより回復量が上回っている状態にしてからオートバトル放置。攻撃魔法の使用者は魔法干渉値をなるべく高くし、「ケアル」使用者は低くすること。 即死系の魔法であれば、耐性を持っているモンスターと戦って即死系魔法を使ってオートバトル放置。 |
「バスナ」と「エスナ」の熟練度について
【バスナの熟練度と治療可能になる状態異常】
「バスナ」は戦闘中にだけ継続する状態異常を治療する白魔法です。下記のテーブルのように熟練度が上がるごとに治療可能な状態異常の種類が増えていきます。
熟練度 | 治療可能な状態異常 |
---|---|
1 | 毒 |
2 | 眠り |
3 | 沈黙 |
4 | 小人 |
5 | マヒ |
6 | 混乱 |
【エスナの熟練度と治療可能になる状態異常】
「エスナ」は戦闘終了後にも継続する状態異常を治療する白魔法です。単体使用するか全体がけをするかによって熟練度と治療可能な状態異常の対応テーブルが異なります。
熟練度 | 単体使用 | 全体使用 |
---|---|---|
1 | 暗闇 | -- |
2 | 猛毒 | 暗闇 |
3 | 呪い | 猛毒 |
4 | 忘れる | 呪い |
5 | カエル | 忘れる |
6 | 石化 | カエル |
7 | 戦闘不能 | 石化 |
8 | -- | 戦闘不能 |
熟練度とアルテマの威力の関係
「武器」「盾」「魔法」の熟練度はFF2最強の魔法である「アルテマ」の威力と密接に関わっています。
「アルテマの詳細はこちらの記事」で解説していますが、「アルテマ」を使用するキャラの「武器」「盾」「魔法」の熟練度の平均が高いほど「アルテマ」の威力も上昇していく仕組みになっています。
つまり「アルテマ」を本当の最強魔法に育て上げるためには武器・盾の熟練度を全て16まで育てる必要があるということです。魔法は習得しているものだけ16ならOKなので全てコンプリートする必要はありません。熟練度の低い魔法は忘れさせてしまえばOKです。
中々ハードなやりこみ要素となっていますが、極限まで鍛えた「アルテマ」を使うのは爽快です。普通に9999ダメージ出ます。是非挑戦してみましょう。