能力値の上昇条件・成長方法まとめ
FF2の成長システムについて解説
FF2は「レベル」という概念が無く、戦闘中にとった行動によってHPやMP、力などの各能力値が成長していくシステムになっています。
例えば戦闘中に「たたかう」を使うと「力」が上昇し、「たたかう」のダメージ量も強化されていくという仕組みです。
HPや力なら普通に戦闘を繰り返していけば上がっていきますが、例えばMPは魔法を使わなければ成長しないので「たたかう」を連打するような戦闘を続けているとラスボスにたどり着くまでゲームを進めても最大MPが「5」ということが起こります。
FF2最重要ステータスは「回避率」だと思いますが、これもある程度狙って育てていかないとなかなか上昇していきません。
そのため、FF2では能力値を成長させるための戦闘行動を取ることが重要となります。
各能力値の解説
各能力値の意味と、成長方法を簡単にまとめています。「回避率」「魔法防御」は仕組みがちょっと複雑なので詳細は後述します。
能力値 | 効果 | 成長させる方法 |
---|---|---|
HP | 最大9999、0になると戦闘不能になる。 | 戦闘開始時よりHPが低い状態で戦闘を終える。 |
MP | 最大999、魔法を使うために消費する。 | 戦闘開始時よりMPが低い状態で戦闘を終える。 |
力 | 最大99、「たたかう」のダメージ量に影響。 | 「たたかう」で攻撃する。 |
精神 | 最大99、白魔法の効力に影響。 | 戦闘中に白魔法を使う。 |
知性 | 最大99、黒魔法の効力にえ影響。 | 戦闘中に黒魔法を使う。 |
体力 | 最大99、HPの上昇量と魔法防御に影響。 | 戦闘中にダメージを受ける。 |
素早さ | 最大99、回避率に影響。 | 戦闘後にランダムで成長。回避率が高いほど成長率が高くなる。 |
魔力 | 最大99、MPの上昇量と魔法防御に影響。 | 戦闘中に魔法などを使ってMPを消費する。 |
命中率 | 「たたかう」の命中率に影響。 | 力に連動して上昇する。武器の熟練度も命中率に影響。 |
回避率 | 物理攻撃の回避率に影響。 | 敵からの物理攻撃の対象になることで上昇。素早さや装備の数値も影響。 |
魔法防御 | 魔法攻撃の被ダメージ量や、魔法による状態異常の回避率に影響。 | 敵からの魔法攻撃の対象になることで上昇。体力と魔力・装備の数値も影響。 |
「HP」と「体力」について
HP・体力ともに戦闘開始時よりHPが低い状態で戦闘を終えると成長します。HPの上昇量は体力の数値の影響を受け、例えば体力が30なら戦闘後のHP上昇量は30になります。
HPも体力も上昇条件は戦闘中にダメージを受けることなので、どちらか片方だけが成長するということは無く、連動するように上昇していくでしょう。
HPと体力は狙って鍛えなくても普通に戦っていれば自然に上昇していくので、他の能力値を優先して鍛えていくと良いです。
狙って鍛えたい場合は白魔法の「チェンジ」を使ってHPの低いモンスターとHPを交換すると良いでしょう。
体力は魔法防御にも関わってきます。
「MP」と「魔力」について
MP・魔力ともに戦闘開始時よりもMPが低い状態で戦闘を終えると成長します。MPの上昇量は魔力の数値の影響を受け、例えば魔力が30なら戦闘後のMP上昇量は30になります。
MPはある程度狙って育てないとなかなか上がりません。MPにダメージを与える白魔法「アンチ」を味方に使うのがオススメです。「アンチ」はサラマンドの町やミシディアの町に売っています。
「力」について
戦闘中に「たたかう」を使うことで上昇していきます。力を上げることで「たたかう」のダメージが増えていくため、物理アタッカーは積極的に鍛えていきたいところです。
と言っても普通に「たたかう」を毎ターン連打するような戦い方をしていればゲーム終盤には70~80くらいには成長しているでしょう。普通にプレイしていればそれなりに鍛えられます。
力が上昇すると命中率も上がります。命中率は「△△ × ○○%」という形式で表記され、左側の数値が最大hit数、右側が1hitあたりの命中率です。左側の最大hit数は武器の熟練度で上昇し、右側の命中率の部分が力の数値と武器自体の命中率の数値で決まります。FF2は1hitごとに命中の判定が行われるため、命中率が高いと総ダメージが上昇します。
「精神」について
戦闘中に白魔法を使うことで上昇していきます。精神の数値が高いと白魔法の効力が上昇し、ケアルなどでの回復量も増えていきます。
白魔法をえば成長する能力なので、ケアルあたりを連発しておけばOKです。
「知性」について
戦闘中に黒魔法を使うことで上昇していきます。知性数値が高いと黒魔法の効力が上昇し、ファイアやサンダーなどのダメージ量が上昇していきます。
狙って鍛えたい場合はバーサクのような補助系の黒魔法を連発させれば良いでしょう。
「素早さ」について
素早さが高いほど回避率が高くなり、回避率が高いほど戦闘後に素早さが上昇しやすいという相互関係にあります。
FF2は回避率が最重要ステータスなので素早さは序盤のうちにある程度鍛えておくと良いでしょう。
回避率が高い状態で戦闘を終えると上昇するのが素早さなので、両手に盾を装備させて回避率を上げて戦闘を繰り返しましょう。
「命中率」について
1hitあたりの命中率の判定に使われ、命中率が高いほど最終的なhit数も多くなりやすいので「たたかう」のダメージ量も増えていきます。
命中率は「△△ × ○○%」という形式で表記され、左の△△は最大hit回数を示しており、武器の熟練度がそのままこの数値に反映されます(最大は16)。右側の○○%が命中率であり、力の数値と武器の命中率の数値で決まります。
例えば命中率が「12 × 90%」なら、合計12hitの攻撃を、1hitずつ個別に90%の確率でhit判定が行われて最終的なhit数が決まります。
「たたかう」のダメージはhit数が多いほど増加していくため、命中率は攻撃力と捉えることもできるでしょう。
「回避率」について
最重要のステータスです。FF2は敵の通常攻撃に状態異常が付加されていることが非常に多く、敵の攻撃を回避することで状態異常も回避できるためです。防御力に近い性質も備えているため、被ダメージ量も減少します。
回避率は「△△ × ○○%」と表記され、左側の△△が回避レベル、右側の○○が回避率になります。
左側の回避レベルは敵から物理攻撃のターゲットになることで上昇していき、最大は16です。この数値は敵の攻撃を最大△△hitまで回避することが可能という意味です。
右側の回避率は1hitあたりの回避率を示しています。
つまり「8 × 70%」なら、敵の攻撃を8hitまで、それぞれ70%の確率で回避できるという意味です。回避判定は1hitごとに個別で行われます。
回避率は素早さの数値と装備の重さで決まります。軽い装備を装備したほうが回避率は高くなるため、素早さが育つまでは軽い装備をさせて回避率を高い状態にしておき、素早さを上がりやすくしておきましょう。(※素早さは回避率が高いほど上昇しやすく、素早さが高いほど回避率が上がるという相互関係)
回避率は自然と上昇しますが、回避レベルは狙って育てないと中々増えません。育てたいキャラ以外を全て戦闘不能にし、敵の攻撃を一点集中させて成長させていきましょう。
「魔法防御」について
魔法の被ダメージ量や魔法による状態異常の回避率に影響します。。
回避率と同じように「△△ × ○○%」と表記され、左側の△△が魔法回避レベル、右側の○○が魔法回避率になります。
左側の△△は敵から魔法攻撃のターゲットになることで上昇していき、最大は16です。高いほど魔法攻撃のダメージが軽減されます。
右側の○○%は魔法回避率で、状態異常系の魔法の回避率を意味しています。この数値は体力と魔力の数値、および装備品の魔法防御の数値で決まります。終盤になればリボンを装備させておけば99%になるでしょう。
魔法防御の数値は回避率ほど重要ではありません。FF2はとにかく回避率が重要です。