FF3ピクセルリマスター版変更点
今まで発売されてきたFF3について
グラフィック・音楽が一新された
モンスターの能力値が調整されている
モンスター図鑑が追加
熟練度上昇の仕様が一律「5回行動」に変更
三色ドラゴンの出現率が上昇
「ブラッドランス」が店で購入できるようになった
矢が消費アイテムではなくなった
狩人に「みだれうち」が追加され、「白魔法」が廃止
「盗む」で盗めるアイテムは1戦闘につき1個まで
学者の専用コマンド「しらべる」の仕様変更と、「アイテムのちしき」が追加
風水師専用コマンド「ちけい」の仕様が変更
空手家に専用コマンド「けり」が追加
ナイトの専用コマンド「まもる」が追加
バイキングの専用コマンド「ひきつける」が追加
魔剣士の専用コマンド「ぜんぎり」が追加
吟遊詩人の専用コマンド「うたう」が追加
忍者の専用コマンド「なげる」が追加
今まで発売されてきたFF3について
FF3は1990年4月27日にファミリーコンピュータ(FC)でオリジナル版が発売され、その後2006年にニンテンドーDSで3Dリメイクがされました。
ニンテンドーDSでの3DリメイクはFF3(3D)としてiOS/Android/Steamでも配信されています。
そして2021年7月29日に初の2DリメイクとしてFF3ピクセルリマスターがiOS/Android/Steamで配信されています。
ピクセルリマスター版は「リマスター」と名前に付いていますが、グラフィックや音楽以外にも様々な変更・改善がされており、リメイクと言ったほうが正しい表現と言えるでしょう。
グラフィック・音楽が一新された
これが一番分かりやすい変更点だと思います。グラフィックは2Dでフルリメイクされ、魔法や技を使ったときのエフェクトも作り直されています。
音楽も全曲フルリメイクされ、戦闘曲がロック調のアレンジがされていたりかなり作り込まれている様子。
UIは概ね他のピクセルリマスターと統一された形になっています。
モンスターの能力値が調整されている
モンスターのHPなどFC版や3D版とも異なる数値が設定されています。”どのモンスターが?”と思われるでしょうが、一つ一つ挙げていくとキリがないくらい多くのモンスターに変更がされているようです。HPだけで言うならFC版よりも高くなり、3D版よりは低めの数値が設定されているモンスターが多いです。
この辺りを見ても単純なリマスターではなくフルリメイクと言えます。
モンスター図鑑が追加
タイトルメニューのエクストラにモンスター図鑑が追加され、一度倒したことのあるモンスターの詳細データを見ることができるようになりました。
熟練度上昇の仕様が一律「5回行動」に変更
過去の作品ではジョブごとに必要な行動回数が異なったりしていましたが、ピクセルリマスター版ではどんなジョブでも5回行動すれば熟練度が1上がる仕組みになりました。
防御も行動に含まれるので、パーティの1人が攻撃し、他は回復や防御をしていればほぼ毎回の戦闘で熟練度が上昇します。
三色ドラゴンの出現率が上昇
オニオンシリーズの装備を落とす「レッドドラゴン」「グリーンドラゴン」「イエロードラゴン」の出現率が上昇し、オニオン装備を入手しやすくなりました。
出現する階層も変更されていて、クリスタルタワーの5F~7Fでそれぞれの色のドラゴンが出現します。
詳しくは「最強!オニオンシリーズ装備の性能と入手方法まとめ」に記載していますので御覧ください。
「ブラッドランス」が店で購入できるようになった
竜騎士の強力な武器である、敵のHPを吸収する「ブラッドランス」が古代遺跡のショップで普通に売られています。実質的な竜騎士強化と言えるでしょう。
矢が消費アイテムではなくなった
FC版では矢を装備させると攻撃するたびに所持数が減っていく消費アイテムでしたが、ピクセルリマスター版では消費アイテムではなくなり、何度でも攻撃できるようになりました。これにより狩人が大幅に使いやすくなっています。
狩人に「みだれうち」が追加され、「白魔法」が廃止
これは3D版の仕様に準拠している形ですが、FC版では無かった「みだれうち」という狩人専用コマンドが追加され、FC版では使えた「白魔法」が廃止されています。
「みだれうち」はランダムに4連続攻撃する技でダメージは敵が複数いるとダメージは分散しますが合計ダメージでは通常攻撃を大きく上回ります。ボスなど1体でしか出現しない戦闘では分散せずに一点集中するので実質的な通常攻撃の大幅強化と言えそうです。
このように狩人はFC版と比べてもかなり強化されています。
「盗む」で盗めるアイテムは1戦闘につき1個まで
シーフの「盗む」で盗めるアイテムは1戦闘につき1個までに変更されました。(FC版では同じアイテムを無限に盗めた)
学者に専用コマンド「しらべる」の仕様変更と、「アイテムのちしき」が追加
FC版ではHPを調べるのみだった「しらべる」が敵の弱点を調べることができる技に変更されています。
さらに学者専用コマンドとして「アイテムのちしき」が追加され、戦闘中に使うアイテムの効果が2倍になる効果となっています。例えばHPが500回復するハイポーションを学者が使えば1000回復しますし、北極の風や神々の怒りといった攻撃系のアイテムのダメージも2倍になります。
風水師専用コマンド「ちけい」の仕様が変更
FC版の「ちけい」は失敗することがありましたがピクセルリマスター版では100%成功するようになり使いやすくなりました。相変わらず何が発動するかはランダムですが、一部効果に変更が加えられています。
3D版では火のクリスタルで入手できるジョブでしたが、ピクセルリマスターではFC版と同様に水のクリスタルでの入手に戻されています。
空手家に専用コマンド「けり」が追加
空手家に「けり」という敵全体を物理攻撃する専用コマンドが追加されています。後列からでも威力が落ちないところが特徴です。
ナイトの専用コマンド「まもる」が追加
ナイトの専用コマンド「まもる」が追加されています。防御と似たような効果ですが、魔法攻撃のダメージも軽減することができるようです。
バイキングの専用コマンド「ひきつける」が追加
バイキングの専用コマンド「ひきつける」が追加されています。敵の攻撃を全て受け止める技で、両手に盾を装備させ後列にしたバイキングをパーティ全体の盾役として使うことができます。
魔剣士の専用コマンド「ぜんぎり」が追加
魔剣士に敵全体を攻撃する「ぜんぎり」が追加されています。空手家の「けり」とは違い後列だと威力が落ちます。
吟遊詩人の専用コマンド「うたう」が追加
吟遊詩人に「うたう」という専用コマンドが追加され、4つの歌を覚えます。
MPを消費せず必ずターンの最初に発動するので非常に使い勝手が良いです。吟遊詩人はピクセルリマスター版で大幅強化されています。
名称 | 習得熟練度 | 効果 |
---|---|---|
癒しの歌 | 1 | 味方全員のHPを回復する。 熟練度が上がるにつれて回復量が上昇していき、最初は最大HPの10%ですが熟練度99になる頃には20%弱回復するようになります。 |
戦いの歌 | 10 | 味方全体の物理・魔法攻撃力を上昇させる。 |
守りの歌 | 20 | 味方全体が受ける物理・魔法ダメージを減少させる。 |
呪いの歌 | 30 | 敵全体をいずれかの状態異常にする。(毒・マヒ・眠り・混乱など) |
忍者の専用コマンド「なげる」が追加
FFシリーズではおなじみの「なげる」ですが、実はFC版にはありませんでした。ピクセルリマスター版では3D版と同様にコマンドとして「なげる」が追加され、手裏剣を投げることができます。
投げることができるアイテムは手裏剣のみで、他のFFシリーズのように装備品を投げることはできません。