他のピクセルリマスターシリーズと同様、グラフィックと音楽が一新されています。もともとFF5はiOS/Androidで2Dリメイクされていましたが、今回はドット絵をベースにしたグラフィックでのリメイクとなります。

BGMもフルリメイクされているほか、戦闘中やイベント中のエフェクトも作り直されており、単に画質が良くなっただけでなく様々なアレンジを楽しむことができます。

FF5ピクセルリマスター版では最初から「ダッシュ」ができるため、シーフのダッシュは2倍速ではなく4倍速に変更されました。めちゃくちゃ早いです。

追記：後日のアップデートでダッシュの速度が遅くなりました。それでも早いですが。

一定時間経過することでイベントが進行する場面での、待ち時間が大幅に短縮されています。ほとんど待ち時間無しですぐにイベント進行します。

具体的には下記のようなイベント場面です。

1.カルナック城に捕まってシドが壁を爆破する場面

2.バリアの塔が爆発してゼザ死亡にガラフが落ち込む場面

3.デスバレーでファリスがロープで助けてくれる場面

厳密に検証したわけではありませんが、スティングレイの出現率が大幅に上昇していると思われます。

スティングレイは第三世界の特定の海域にのみ出現し、青魔法「マイティガード」を習得するために遭遇する必要のあるモンスターですが、数回の戦闘で１度は出現します。

侍がLv1で習得するアビリティ「みねうち」の効果が変更されました。もともとは「睡眠・混乱・操る状態を解除しない攻撃を行う」という効果でしたが、「敵をマヒ状態にする」効果に変更されています。

元々は落とし穴に落ちる直前に発見できる効果でしたが、このアビリティをセットしておくと最初から落とし穴が見えるようになりました。

GBA版や旧スマホ版に追加ジョブである予言士・砲撃士・剣闘士・ネクロマンサー、そして追加ダンジョンとそこにいたボス達（神竜改、オメガ改、エヌオーなど）はピクセルリマスター版には登場しません。あくまでオリジナル版を忠実に再現した作品となっています。

エクスデス城でガラフと一騎打ちで戦うギルガメッシュ（一戦目）はグラビデを使うと一撃で戦闘が終了するという有名な攻略法がありましたが、耐性がついたようでこの攻略法は使えなくなりました。

GBA版ではなぜか対象が単体に変更されて弱体化されていた狩人の「動物」で登場するモモンガですが、対象が敵全体になっておりSFC版の仕様に戻りました。

SFC版では竜騎士Lv0からLv1に上がってジャンプを修得するときにABPが50必要でした。ピクセルリマスター版では10となっています。これは旧スマホ版と同様の修正を引き継いでいる形です。

ウォルスの塔のボス「ガルラ」に対して青魔法「カエルの歌」を使ってカエル状態にし、サイレスで沈黙状態にすれば完封できるのはSFC版では有名な戦法でした。

しかしピクセルリマスター版ではこの戦法は通用しなくなっていて、自ら「トード」を使ってカエル状態から回復してきます。

ブレイブブレイドに関する詳細はこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。

2022年夏のアップデートで、5回戦闘に勝利するとブレイブブレイドの攻撃力が1回復するように変更されました。攻撃力の上限は150のままで変更無しです。

もともとブレイブブレイドは攻撃力の初期値が150でFF5で最強の攻撃力の武器でしたが、戦闘から逃げるたびに攻撃力が1下がるため攻撃力150をキープするためには戦闘から一度も逃げることができない縛りがありました。今回の変更によって攻撃力150維持が非常に簡単になったため、チキンナイフではなくブレイブブレイドを選択する人は増えるのではないでしょうか。