【概要】

FF5では武器の種類ごとに装備できるジョブが概ね決まっています。例えば「騎士剣」に分類される武器であれば「すっぴん」と「ナイト」が装備可能です。

特殊効果を持っている武器がとても多く、単純な攻撃力では武器としての性能は比較することができないところがFF5の面白さのポイントとなっています。例えば序盤から手に入る「炎のロッド」「氷のロッド」「雷のロッド」は装備しているキャラが使用する特定の属性魔法の威力を1.5倍にする効果があるため、「ファイラ」「ブリザラ」「サンダラ」などの黒魔法はもちろん、「イフリート」などの召喚魔法のダメージも大幅強化することが可能です。

ダメージの計算式も武器によって異なり、例えば「ルーンブレイド」は攻撃対象の物理防御を1/4にしてダメージ計算がされます。さらに装備者の魔力が高いほどダメージが上昇し、攻撃のたびにMPを8消費してクリティカルヒットを出すため、武器の攻撃力は50と低めですが実際に与えるダメージは全武器の中でもトップクラスです。

このように武器の特性を知っていないと気付けない強力な武器が多く存在するため、武器を装備するとき「さいきょう」で自動選択してしまうと、実は最強ではくなってしまうことが頻繁に発生します。

【クリティカルについて】

FF5では全ての武器で「クリティカルヒット」が出るわけではなく、ほとんどの武器はクリティカルを出すことができず、一部の限られた武器にだけ「クリティカル発生率」が設定されています。

「刀」はどれもクリティカルを出すことができ、他には「ルーンブレイド」「ルーンアクス」「ルーンのベル」や、「与一の弓」などは個別にクリティカル発生率が設定されています。

【重さについて】

「重さ」はピクセルリマスター版で追加された要素です。ほとんどの武器の重さは0ですが、一部の武器に重さの数値が設定されています。

このパラメータは2ターン目以降のATBゲージの開始位置に影響していて、重さの数値が低いほど早く次の行動に移ることができます。

【属性について】

「炎」「冷気」「雷」「大地」「水」「毒」「聖」「風」の8属性が存在し、対象の弱点属性を突くことでダメージ2倍かつ対象の物理防御・魔法防御を0としてダメージ計算がされます。

耐性を持っている場合はダメージ半減、吸収の場合は本来与えるダメージ分が回復し、無効はダメージ0です。

なお、「毒」属性と似たような名称の「猛毒」というものがありますが、こちらは状態異常の「猛毒」状態を指していて、魔法などの属性の場合は「毒」と表記されます。

【種族特攻について】

「魔獣」「人間」「砂漠」「エイビス」「竜族」「アンデッド」の6種族が存在し、特定の武器やアビリティで2倍または8倍のダメージを与えることができます。

【カテゴリ弱点について】

FF5には「カテゴリ弱点」と呼ばれるゲーム上では表示されない弱点属性があり、武器には「遠隔カテゴリ」「近接カテゴリ「音波カテゴリ」が付いているものがあります。

カテゴリ属性はオリジナル版のFF5から存在しましたが、ピクセルリマスター板ではダメージ量が2倍になる仕様が追加されました。この弱点を突くと2倍ダメージになる仕様で、「遠隔カテゴリ」が弱点のモンスターは特に多く、主に空中に浮遊しているモンスターがこれに該当でします。

「音波カテゴリ」が弱点のモンスターはそれほど種類は多くありませんが、「大海溝」に出現する「正体不明」系のモンスターや「オメガ」などが該当します。

剣の中で最も注目すべきは「ルーンブレイド」です。ダメージ計算が通常の武器とは異なり、魔力の数値がダメージ計算に組み込まれています。また、敵の防御力を1/4扱いにするため、攻撃力は50と終盤で手に入る武器の中ではかなり低めですが、実際に与えるダメージはFF5に登場する武器の中でも最強クラスです。

騎士剣は全体的に物語後半で手に入る武器が多いです。ピクセルリマスター版では「ブレイブブレイド」の仕様が変更されており、5回戦闘に勝利すると攻撃力が1回復するようになったので最高攻撃力の150をキープしやすくなりました。

「忍者」が装備可能な武器で、全ての武器に「素早さ+1」の補正が付いています。

刀はどれもクリティカルヒットを出すことができる点が特徴です。クリティカル発生時はダメージ倍率が2倍になり、物理防御力は0で計算がされるので試行回数を重ねたときのダメージの期待値は攻撃力以上のものになります。

「正宗」の特殊効果の「さきがけ」は非常に有用で、必ずターンの最初に行動が可能です。弱いモンスターであれば開幕で全体攻撃をして一瞬で戦闘を終わらせることも可能になります。

装備できるジョブが多いところが特徴です。「マンイーター」だけは例外的に「踊り子」の専用装備となっています。

風属性を強化する「エアナイフ」を装備して召喚魔法「シルドラ」はとてもオススメです。消費MPが少ない割に召喚魔法「バハムート」に匹敵する火力になります。

「チキンナイフ」は第素早さがダメージ計算式に組み込まれているため実際のダメージは「ラグナロク」を越えてきます。追加効果の「とんずら」が邪魔ですが、「みだれうち」使用時は発動しないので「チキンナイフ」と「みだれうち」はセットで使うと良いでしょう。

装備していると「竜騎士」のアビリティ「ジャンプ」の威力が2倍になる特徴があります。

槍の中でも「ツインランサー」は異色の存在で、1度の攻撃で2回のダメージを与えることが可能です。「忍者」のアビリティ「二刀流」を使って両手に装備させれば4回連続攻撃になりますが、「みだれうち」では1回攻撃になっていしまうため「二刀流」×「みだれうち」で16回連続攻撃にはなりません。装備可能キャラも通常の槍とは大きく異なっており、「ジャンプ」の威力も2倍にならないので槍に分類すべきか悩ましいところですが、ピクセルリマスター板ではアイコンが槍になったので公式にも槍扱いのようです。

斧はダメージ計算式が通常の物理攻撃系武器とは異なり、対象の物理防御力を1/4にしてダメージ計算がされます。攻撃時のダメージの幅が大きいところも特徴です。

装備できるジョブも、対象の物理防御を1/4にしてダメージ計算するところも斧と同じです。注目すべき武器は「大地のハンマー」で、この武器は「蜃気楼の町」の販売や「ピラミッド」の宝箱といった第三世界で手に入る武器ですが、第一世界の「タイタン」からも盗むことができます。25%の確率で発動する「地震」は魔法攻撃分類なので、「大地のハンマー」自体に備わっている「大地」属性の魔法威力1.5倍効果を受けることができます。

杖は物理系の武器と魔力依存の武器が混在しており、「杖」「フレイル」「モーニングスター」が物理系に分類されます。これらは敵の物理防御を1/4としてダメージ計算されるため、斧やハンマーと同様です。

これら以外の杖は魔力依存のダメージ計算式のため、「たたかう」でのダメージを増加させたい場合は魔力を高めるようにしましょう。

注目すべき武器はやはり封印された12の武器の1つである「賢者の杖」で、白魔法「ホーリー」の威力を1.5倍にすることができます。

ロッドはどれも魔力依存のダメージ計算式となっており、「たたかう」でのダメージを上昇させたい場合は魔力を強化しましょう。

装備者が使う特定の属性の魔法威力を1.5倍にする特殊効果を持っている武器が多く、「炎のロッド」「氷のロッド」「雷のロッド」は序盤から手に入るのでこれらを「黒魔道士」や「召喚士」に装備させれば属性攻撃で無双することもできるでしょう。

また、戦闘中に使うことで「ファイガ」「ブリザガ」「サンダガ」といった～ガ系の魔法を序盤から発動することができるため、ボス戦でも非常に有用です。

封印された12の武器「ウィザードロッド」は召喚魔法を使えるキャラに装備させて「シルドラ」を強化する使い方がオススメです。

弓矢は両手で装備する武器のため、「二刀流」や盾を装備することはできません。 後列からでも威力が落ちないため、耐久面の強化ができるところがポイントです。

また、弓矢は空中を浮遊しているモンスターに2倍ダメージを与えることができる特性をもっていて、これは種族特攻や属性の弱点を突いたときのダメージ計算とは別で行われる処理のようです。

「遠隔カテゴリ」に分類されるため、主に空中に富裕しているモンスターに対して2倍のダメージを与えます。

後列からでも威力が落ちず、弓矢と違って片手武器なので「二刀流」が可能です。

「遠隔カテゴリ」に分類されるため、主に空中に富裕しているモンスターに対して2倍のダメージを与えます。

割合ダメージのため、攻撃力に意味はありません。（厳密に言うと青魔法の「ゴブリンパンチ」のダメージ計算に使われます。）

「アポロンのハープ」は特攻の倍率が8倍と非常に高く、「神竜」との戦いで大きな価値を発揮するでしょう。調合「竜のくちづけ」を使えば敵の種族を「竜族」に変えることができるので、8倍の特攻効果を本来の「竜族」以外のモンスターにも当てることができます。

「音波カテゴリ」攻撃に該当するため「オメガ」など「音波カテゴリ」が弱点のモンスターに2倍ダメージを与えることが可能です。

「ルーンのベル」は水属性以外の全ての属性の威力を1.5倍に強化する特殊効果を持っているため、「聖」属性を強化できるぶん封印された12の武器の「ウィザードロッド」と「賢者の杖」を合体させたような効果となっています。

また、「音波カテゴリ」攻撃に該当するため「オメガ」など「音波カテゴリ」が弱点のモンスターに2倍ダメージを与えることが可能です。

後列からでも威力が落ちず、どの武器も追加で「マヒ」状態にする効果があります。

「遠隔カテゴリ」に分類されるため、主に空中に富裕しているモンスターに対して2倍のダメージを与えます。